2020年 11月18日 しつけ方教室
今回はいわき市保健所が行っているしつけ方教室(実技講習)のお手伝いをしてきました
例年は年5回行われていて、各回、学科講習2時間半・1週間後実技講習2時間となっています
今年度はコロナの影響で中止になった回もありましたが、少しずつ再開しています
犬のしつけは中止出来ない事なので、コロナと言えども学ぶ機会をストップする訳にはいかないですよね
学科講習の後半ではご褒美を使いながら「アイコンタクト」「おすわり」「ふせ」「待て」「来い」などのデモンストレーションをお見せします
"あいあい"メンバー犬は毎回の事なのでもう慣れたもので、みんな上手に出来すぎるくらいです😅
実技講習では参加者の方も飼い犬を連れてきて、一緒にやってみたり、アジリティー(犬の障害物走みたいなゲーム)をやったりします
(ブリッジを登り始める若くん)
最後にホールドスチールと言われるしつけ法を行うのですが、これが参加者の方には少し難しいかもしれません
(おすわりして後ろから抱き寄せられるリンくん)
(カメラ目線のランちゃんの後ろでは若くん、エルくんもホールドされています)
(横向きに寝かせても大人しく出来てたら成功です)
まず犬の背後に人が位置するというのが1つ目の壁
マウントを取られる感覚から嫌がる犬が多いです
次に覆い被さるようにふせの姿勢にします
そして後ろ足の向きに合わせて横向きに寝かせる所が2つ目の壁
暴れても逃がさないように上手く抑え込むには少しのコツと力が必要になります
(参加者の生後6ヵ月の秋田犬も嫌がって暴れて興奮気味でした)
(少し変型ですが抑え込みました)
犬の前足の下になっている方の肘を犬の頭の上から回した飼い主の腕で持ってロックすること・犬が頭を持ち上げようとしたら飼い主の肘で抑えること・犬の腰が上がらないように飼い主の腕や身体で抑えること、この3つを意識すると逃がしにくいと思います
横向きに寝かせた状態で優しく触ってあげると段々落ち着いてきて気持ちよさそうにしてきます
慣れてくると全く抵抗せず横になり、気持ちよく寝てしまうくらいになります
身体の大きな大型犬は本当は身体が大きくなる前の子犬の頃からやっておいた方が楽なんですけど、最初は知らない飼い主さんが多いので、大きくなってから大変な思いをしてホールドスチールするようになってしまいます
大型犬を飼い始める前に飼い主教育するようなシステムがあるといいんですけどね
大変だけど、ホールドスチールができるようになると他のしつけもしやすくなりますし、犬との触れ合いとしてのいい時間がとれるので、絶対ホールドスチールできるようになった方がいいと思いますよ(ホントに大変だけど😅)
今回もう1頭、印象的な犬がいました
1歳のラブラドールレトリバーで、他の犬は全然大丈夫なのに、他の人が苦手
実技講習が始まる頃も、会場に知らない人がたくさんいるので、なかなか会場に入れないでいました
どうなることかと心配しましたが、少しずつ慣れて会場に入り、一緒に受講してもらうことができ、終わる頃にはだいぶ人馴れしたように見えました
よく人は大好きだけど、他の犬は苦手という犬はいますが、人が苦手って、何か嫌な事をされた事があるのかしら?
そこの所は詳しく聞かなかったので分かりませんが、犬に嫌われないように、優しい人がたくさんいる世の中であってほしいものです